0カロリーのコーラは太るのか?0カロリーの罠にはまらないために
うちにあるチョコレートの原材料を眺めてやっぱりね〜と思ったぽっちゃりん(@aiaichan9)です。
前回のコラムで紹介しましたが、結局のところ、わたしたちがチョコレートと呼んでいるものはチョコレート味の砂糖だったというお話です。
くわしいことはこちらのコラムで書いているので、興味あればどうぞ
▶ チョコレートは体にいいの?チョコレートじゃないチョコレートってなに?
前回はチョコでしたが、今回は巷にあふれる0カロリー商品の実態にせまってみたいと思います。
では、今日の【間違いだらけのダイエットコラム】Vol.13をお楽しみください!
0カロリーのからくり
これまでに、ダイエットにとって最も重要なのは食事で、余分なカロリーの摂取は抑えないといけませんよ〜というお話をしてきました。
ダイエットにとって、大切なことは、
消費カロリー > 摂取カロリー
であると何度も伝えてきました。
すると、カロリーをできるだけ控えればいいんだという意識になり、極力カロリーが少ないものを摂取しようとする人が出てきます。
それはそれでいいのですが、気をつけなければいけないのが、スーパーやコンピニのドリンクコーナーに並んでいる0カロリーの飲料です。
代表的なものとしてコカコーラの【コカ・コーラゼロ】があります。
公式サイトの栄養量をみるとこんな感じになっています。
いろいろなものが【0】になってます。
それなのにコカ・コーラゼロは甘いですよね。
これは人工甘味料のおかげなのですが、日本の栄養成分表示の表示基準が100mlあたり5kcal未満の場合、堂々と【0(ゼロ)】という表示をしてもいいとなっています。
つまり、500mlのペットボトルだと25kcal未満であれば、【0(ゼロ)】という表示をしてもいいということ。
このように商品に表示されている0カロリーは、0と表示されていても0kcalではないわけです。
そんなものを表記を信じて飲みまくっていたら、間違いなく太ってしまうことは火を見るより明らかです。
人工甘味料があなたを蝕む
人工甘味料は、人工的に作られるので本来わたしたちが必要とする栄養素ではありません。
そのためかどうかはわかりませんが、摂取した際に血糖値が通常の糖のように上がることがない低GI値の飲料です。
血糖値が上がらないので、体にもいいような錯覚を受けますが、実はそうではないんです。
よく考えればわかることなのですが、血糖値が下がった状態では血糖値をあげたいから糖を求めるのであり、あまりものを摂取したにもかかわらず、血糖値が上がらないのでは、体が求める欲求を満たすことはできません。
これまでに解説してきた血糖値の急激な上昇からの大量のインスリン分泌が原因で低血糖状態が続いてしまうのは危険ですし、血糖値が上がらないにもかかわらず、味覚が甘いと感じる状態ははたしてどうなんだろうと思ってしまいます。
また、血糖値をあげないという意味から人工甘味料が肥満や糖尿病に効果があると思われがちですが、定期的に人工甘味料を摂取している人は、人工甘味料を摂取していない人より約6倍も体脂肪をためやすくなると言われています。
知らず知らずのうちに人工甘味料があなたの体を蝕んでいっているかもしれませんよ。
あなたにとって必要なものとは
【間違いだらけのダイエットコラム】を読んでいただいている方ならおわかりになると思いますが、あなたにとって本当に体に必要なものはなんなのか?の問いに答えられるようなリテラシーを身につけて、溢れまくっている情報の中から自分に必要なものとそうでないものを見分けられるようにすることが大切です。
人間が自分たちの都合のいいように作り出された人工物が果たして自然のものだけを使った食品より安全安心だといえるでしょうか?
体に脂肪がつきにくい油として多くの人が使っている商品もその成分が以前紹介した【トランス脂肪酸】からできているというのも有名な話です。
実際は体に悪い成分にもかかわらず、体に良さそうなイメージをもたせて商品を売りたいだけで、人間の心理をうまく利用したライティングテクニックを使っていかにたくさんの人に販売するかしか考えていない広告が溢れかえっています。
世は大航海時代(ワンピース風)
ではなく、世は大情報化時代であり、あふれる情報の中からいかにしてあなたのためになる必要な情報を選び出せるかが大切なんです。
偉そうなことを言っているわたしもすぐに情報に溺れてしまうのですが、なにが体にとって一番いいのか考えながら毎日の食事を摂取するようにしています。
あなたもこれをきっかけに、自分のライフスタイルを見直してみてはどうでしょうか?
【間違いだらけのダイエットコラム】では、今回紹介したような「それってどうなの?」というトピックスについてその実態を紹介していますので、ぜひ興味のある記事を見つけてみてください。