本格派の日本刀ペーパーナイフと日本刀ハサミで注目を浴びている関市のニッケン刃物の工場見学に参加してきました!
はじめまして、ぽっちゃりんのパートナー「ぽっこりん(@ittirou51)」です。
すでにキャラクターとして登場しているので、はじめましてじゃないかも知れませんが、こうして記事を投稿するのははじめてです。
二人で相談して、ダイエット関連記事じゃなくて旅行などの雑記ブロク的な内容を投稿するときは、僕が担当することになりました。
ということで今回は、クラウドファンディングで支援したことのある【Makuake】の
カッコ良過ぎて自慢したくなる!関刃物職人による『名刀ペーパーナイフ』
を企画されていた【ニッケン刃物株式会社】の工場見学に参加させていただいたので、その様子をシェアしようと思います。
日本刀ペーパーナイフって?
そもそも「日本刀ペーパーナイフってなに?」って思う人も多いかもしれませんね。
男なら日本刀に魅力を感じたことがあるかと思いますが、ホンモノの日本刀がほしいと思っても、お金持ちでもない限りまず手に入れることはできません。
しかし、手に入れられるならぜひ手に入れたいと思うのが、男の性です!
そんな男心の夢を叶えてくれるのが、ニッケン刃物株式会社のかっこよすぎて自慢したくなる
本格派日本刀ペーパーナイフ
なんです。
刀大好きな僕は、観光地に行くたびに刀を模したキーホルダーやペーパーナイフを物色していました。
それなりの出来のものもあるのですが、観光客向けなので作りがちゃっちくて本物の雰囲気を持っていないんですよね。
それに、確実に日本製じゃないし。。。
ある日、ネットをフラフラしていて目に飛び込んできたのが冒頭で紹介した
カッコ良過ぎて自慢したくなる!関刃物職人による『名刀ペーパーナイフ』
だったんです。
作りが本格的で切れ味バツグン、しかも大好きな坂本龍馬の愛刀「陸奥守吉行」モデルをみた瞬間、ポチっていました(笑)
それに、この動画が最高!
出演しているヒジカタ社長、実は「世界初のプロペン回しパフォーマー」なんです!
今回の工場見学を企画された熊田専務が直接本人のところに行って、日本刀ペーパーナイフを回してくれないかお願いにいったそうです。
さらに意外とイケメンだったので、ヒジカタ社長役をお願いしたところ、これまた引き受けてくれ、この動画が完成したらしいですよ〜!
ちなみに熊田専務は「社長お電話ですよ!」のワンシーンで出演されています(笑)
ちょうど今、第二弾の【新選組モデル】のプロジェクトを実施中です。
壬生寺縁起絵巻に描かれている二銘太刀の1つである「誠剣(じょうけん)」モデルが魅力的だったのですが、流石にその時は高いとおもって、沖田総司モデルにしました。
今あらためてみてみると、注文しとけばよかったと後悔しています。
ニッケン刃物工場見学のきっかけ
今回のニッケン刃物工場見学は、岐阜県博物館(関市)で開かれている関の名工(刀匠)「兼定展」に6/2(土)から期間限定で土方歳三の愛刀”和泉守兼定”が展示されることに合わせて実施された初の試みです。
男の遊び心をくすぐる本格的な日本刀ペーパーナイフを作っているニッケン刃物株式会社ならではの企画ですよね!
僕は5月中旬にMakuakeから活動レポートのメールでこの企画を知ることができました。
この案内を見た瞬間、
もうこれは申し込むしかないでしょ!
ってことで早速申し込んだわけです。
工場見学に申し込む人はそんなにたくさんいないだろうと思っていたので、一番乗りだろうとおもったら、なんと2番目で、当日の参加も18名ということだったのでちょっと驚きでした。
僕みたいな物好きがたくさんいるんですね(笑)
でもぽっちゃりんは、とりあえず久しぶりの旅行?ということで渋々ついてきてくれたものの、あんまり乗り気じゃなかったんですよね〜。

工場見学にいくって言われて乗り気な女子いるかな〜?

いやいや日本刀ペーパーナイフや日本刀ハサミが出来上がる工程が見れるって興奮するでしょ!
歴女とか流行ってるし。

私が歴女じゃないの知ってるでしょ#
旅行するっていうからついていったたげただけだから。

でもキッチンバサミみて興奮してたよね〜。

確かにこれは便利そうだったよね。
切りやすいし、はずしてナイフみたいに使えるのが魅力的!
ホームセンターとかでもみたことなかったし、ちっさい携帯用の日本刀ばさみも可愛くて便利そうだったね。

帰りに関市のカインズホームで買おうと思ったら売ってなかったし、携帯用日本刀ばさみもサービスエリアであるんじゃないかと思ったら売ってなかったんだよね。

その場で売ってもらえば割引価格で安く変えたんじゃない?
なんて後悔しちゃったよね。

そうそう、なんでその場で聞かなかったんだろうね〜。
熊田専務〜! この記事をご覧になって、
しゃ〜ないな〜!送ったろか!
と思ったら、ぜひよろしくお願いします!
というのは冗談ですが、どうしてその場で
ここで買えますか?
って聞かなかったのか後悔しています。
ま〜ネットで購入するんですけどね(笑)
日本刀ペーパーナイフだけじゃない
ニッケン刃物株式会社は、日本刀ペーパーナイフだけじゃなく、日本刀ハサミも作っているんですが、オフィスで使うペン立て兼用のかわいいハサミ「ココネ」や歯医者さんが使うデンタルツールなども販売しています。
韓国向けのカルビを切るキッチンバサミはかなりのシェアを持っているそうです。
革を切るためのハサミは、一番切れ味が良いとのことで、革を切らせてもらうと気持ちよくスパスパ切れました。
これら以外にもかなりの種類のハサミを作っていて、特注品のハサミの注文を受けることもあるそうで、ちょうど製作している最中でした。
工場内にある会議室?には、さまざまな種類の製品が陳列されていましたよ。
工場見学(ハサミができるまで)
ということで、今回の工場見学ツアーの内容はこんな感じ
- 事業概要説明
- 工場見学
- 製品開発について
- 質疑応答
事業概要説明
最初は、Makuakeでも登場する専務の熊田さんから会社概要や事業内容、ハサミができるまでの工程について説明がありました。
配布された会社概要に記載されている社長が【熊田】さんだったので、息子さんですよね(確認してないんですが)。
日本刀ペーパーナイフと日本刀ハサミを販売してからは、マスコミにも取り上げられたり、芸能人の【厚切りジェイソン】や【ウドちゃん】が会社に来られたそうです。
それほどインパクトのある商品だったってことですね!
僕が概要説明の中で興味をもったのは、ハサミを作る工程です。
以前、大阪の堺刃物の特集番組か何かで、刀を作る工程はいくつもあって、それが分業になっているというのをみたことがありました。
一人でその工程をすべてやるより一つの工程の専門家をつくったほうが効率がいいからだと思ったのですが、実は他の地域への技術の流出を防ぐための仕組みだと紹介されていたことを思い出しました。
関の刃物産業でも、同じようなながれがあるのかと思いますが、現在すべての工程を一社でこなせるのは大企業くらいだそうで、ニッケン刃物では12の工程のうち7つの工程を社内で行っています。
それらの工程の説明があった後、いよいよ工場内を案内してもらいました。
工場見学
刃付け
まずは、型に刃をつける工程ですが、機械にセットしてボタンを押すだけで機械が勝手に刃をつけてくれるのかと思ってました。
実際は、根本の丸み部分が美しい曲線を描くように砥石を削る作業があったり、曲線を描いているハサミだとその曲線に合わせた砥石の形にする必要があったりと、職人さんの技術が必要になってくると解説してくれました。
プラスチック成形
スライドでの説明では型にプラスチック樹脂を流し込んで柄をつける工程でしたが、工場ではプレス機で持ち手を柄に押し込む作業を行っていました。
カシメ
製造過程では唯一僕でもできそうな感じがした工程です。
簡単そうに見えるんですよね〜。
小刃引
これぞまさに職人技!
まずもって、こんなスピードで刃を研ぐなんてことはできません。
僕はたまに包丁を研ぐんですが、研ぐ角度を一定に保つのが難しくて、研ぐ前より切れ味が悪くなったりします。
この方は1日1,000本ほどはこの作業をするそうなので、今まで何本研いでこられたんでしょう?
まさに職人技ですね!
調整
【小刃引】同様に職人技が際立つのがこの調整工程です。
あえて切れにくい布を使って試し切りをしながら、刃の当たり具合を調整しているのですが、めちゃくちゃ手早く完成させていきます。
1日800本ほどは調整するとのことで、調整ができるようになるまでは3ヶ月〜6ヶ月ほどかかるそうです。
この方は10年以上やっててもまだ完璧とは言えないとおっしゃってました。
技術の追求に終わりはないんですね。
手入れ・検査
このときは、布を切るための【裁ちばさみ】の最終チェックをしているところで、僕なんかがやったら簡単に怪我しそうな感じでした。
日本刀ペーパーナイフ・ハサミ開発秘話
工場見学が終了してから会議室に戻り、製品開発の担当をしている堀さん(だったかな?)から、製品開発の苦労話を教えてもらいました。
日本刀ペーパーナイフを鞘に収めるにしても、逆さにしたときに抜けてしまわないような工夫であったり、置台が刀を置いたときにうまくバランスが保てるように設計したり、アイデアを形にする工程が大変だとニコニコしながら話されていました。
特に、熊田専務が次々にアイデアをもってくるので困ってるとのことでしたが、アイデアを形にしていく苦労を楽しんでいるような感じで、なんだか嬉しそうでしたね〜。
あと、びっくりしたのが、日本刀ハサミのアイデアは熊田専務を含め若い人たち3人で【コメダ珈琲】で話をしていたときに浮かんだアイデアで、そのアイデアをまとめて会議で提案したところ、プロジェクトがスタートしたそうです。
ほんとアイデアが生まれてから動き出すまでが神速で、大企業には真似ができない部分なんだろうな〜と感心した次第です。
日本刀ペーパーナイフの新製品は!
さらに、びっくりするような新製品を近々発売予定で、試作品とパッケージされた商品を見せてくれました。
流石にこれは撮影禁止!(当たり前ですが。。。)
でもね〜、ニッケン刃物株式会社のfacebookで見つけちゃったんです!
写っちゃってますよ〜!新製品!
発売されたら、これは間違いなくヒットするだろう!と誰もが思う商品で、このプロダクトが成功すれば、芋づる式にシリーズ物が登場するんじゃないでしょうか!
それほどテンション上がる製品で、今後の展開に注目です!!
お土産いただきました!
最後に、これは密かに期待!?していたんですが、お土産いただいちゃいました!
商品としては販売できない日本刀ペーパーナイフ武田信玄モデル
製品の日本刀ハサミ
お土産がもらえると聞いて参加者の皆さんも興奮度MAX!
岐阜博物館で開催されている特別企画展「兼定 刀都・関の名工」に立ち寄られてから参加した参加者の方は、すでに会場で販売されていた日本刀ハサミを購入されたとのことでしたが、2つあっても困るもんじゃないですよね〜。
実はこのときあまりに嬉しくて、この場でキッチンばさみが買えるのか聞くのを忘れちゃったんです(笑)
最後の質疑のときは、参加された方から新しいプロダクトの提案があったりして、工場見学も含めて非常に楽しい経験をさせていただきました。
ニッケン刃物株式会社の熊田専務をはじめ、社員のみなさん、ありがとうございました!
この日は午前中に岐阜城も観光してきたので、別記事で岐阜城観光を紹介しています。
岐阜城を訪れる機会があれば、こちらの記事もどうぞ!